新年明けましておめでとうございます。
東京国税局管内納税貯蓄組合連合会の皆様におかれましては、益々ご清栄のうちに令和6年の新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、平素から近藤会長はじめ会員の皆様におかれましては、納期内納税の推進にご協力を賜りますとともに、租税教育の推進にも多大なご貢献をいただき、心から感謝申し上げます。
本県では、現在、生活や社会基盤を将来にわたって持続あるものとする「ふるさと強靱化」を土台として、山梨県内外に向けて豊かさへの扉が開かれ、豊かさを呼び込む「開の国」という二層一体の上にある「豊かさ共創社会」の実現に向けて取り組みを進めているところです。こうした取り組みを着実に進める上で、財源となる税収の確保は不可欠であり、そのためには、県民の皆様の税に対する理解を深めるとともに、納税しやすい環境を整備することが必要であります。
長崎幸太郎 山梨県知事
このため本県では、県税の分野においてもDXを強力に推進していくこととし、納税者の利便性の向上並びに金融機関における事務負担の軽減など、社会全体のコスト縮減につながるeLTAXの積極的な利用を呼び掛けているところです。しかしながら、eLTAXを利用することで複数の自治体へ一括して納税ができるという利点がある個人住民税の特別徴収においては、未だ電子納税の利用率が低迷している状況にあります。そこで本県では、県内金融機関・税務署・市町村等との連携による「納付書レス・キャッシュレス納付推進プロジェクト」の一環として、税務署・県・市町村の職員が直接事業所を訪問し、e-Tax並びにeLTAXの利用開始手続を支援するなど、所得税の源泉徴収や個人住民税の特別徴収における電子納税の推進に向けて、きめ細かな支援にも取り組んでいるところです。
今後も、納税者の皆様の信頼と期待に応えられるよう、引き続き、公平・公正な税制運営に努めて参りますので、会員の皆様におかれましては、なお一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
結びに、東京国税局管内納税貯蓄組合連合会の益々のご発展と、会員の皆様のこの1年のご多幸を心から祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。