明けましておめでとうございます。
令和6年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
振り返れば この三年間、新型コロナウイルスにより、納税貯蓄組は、様々な行事やイベントが影響を受けました。そうした中で、東京国税局管内納税貯蓄組合連合会では多くの支援者のご協力を頂きながら、定時総会や作文審査会などの事業を様々な工夫の下に実施してまいりました。これもひとえに、納税貯蓄組合の活動を支えて頂いております地区(署)連の役員や会員の皆様、並びに、国・都県・市区町村などの行政機関や連携する納税協力団体の皆さま方のご支援の賜物と、改めて深く感謝申し上げる次第です。
近藤忠夫 会長
一昨年より、東京国税局や同局管内の金融機関及び業界団体などと共に開始したキャッシュレス納付の普及に向けた取組みは、昨年1月には、傘下の東京納税貯蓄組合総連合会と東京都が「キャッシュレス納付共同推進宣言」を行うなど、息の長い取組みとして継続しております。今後も、様々な機会を捉えてクレジットカードやインターネット・バンキングなど多様な手段によるキャッシュレス納付の普及・啓発に取組み、デジタル社会の実現に貢献してまいります。
また、かねて検討してきました「租税検定」制度の創設については、様々な観点から制度の実現可能性を探ってまいりましたが、最終的には、東京局連として事業化するのは困難との結論に至りました。残念ながら「租税検定」制度は、実を結ぶことは叶いませんでした。しかし、現状に留まっているだけでは時代の流れに取り残されるばかりで、前進や発展は望めません。私たちは、これからも、次の時代を見据えた新しい課題にも積極的に挑戦してまいりたいと考えております。
新型コロナについては、今年5月に、新型コロナの感染症法上の位置づけが、インフルエンザ並みの5類に変わり、4年ぶりに何の制約もない新年を迎えております。その一方で、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエル・パレスチナ紛争など、世界情勢の先行きが依然不透明な中で、私たちは、新しい年を迎えることになりました。
今年の干支は、甲辰(かのえ・たつ)です。甲は「まっすぐに堂々とそそり立つ大木」を、辰(龍)は十二支の中では唯一架空の生き物ですが古来「龍が現れると目出度いことが起こる」とえられてきました。こうしたことから、甲辰は、「始まりの年であり芽吹きの年。活気に溢れ力みなぎる年」と言われているようです。いかなる時にあっても、私たちは、希望を持って新しい年に臨みたいと思います。
当会の発展と会員の皆様、当会を支えて下さる多くの皆様のご健勝とご繁栄を祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。