第49回定時総会が開催されました

活動報告

第49回 東京国税局管内納税貯蓄組合連合会 定時総会

令和7年6月9日、上野精養軒にて定時総会が開催されました

近藤忠夫 東京国税局管内納税貯蓄組合連合会 会長あいさつ

本日は、大変お忙しい中、東京国税局管内納税貯蓄組合連合会の第49回定時総会にご出席いただきありがとうございます。梅雨を目前とした時期ですが、本日は、まずまずの天気の中で、本年度の事業計画などをご審議いただくこととなりますが、どうぞよろしくお願いします。

私ども納連は、財源問題や組織問題など多くの課題を抱えています。私どもは、本年度も、これらの課題に対して、正面から向き合っていきたいと考えております。引続き厳しい状況が続きますが、困難な時ほど納連の真価が問われることとなります。幸い、本年度は、各県連の会長はじめ主要な役員の方々には大きな変更もないと伺っており、万全の態勢で臨むことが出来るのは喜ばしい限りです。

本年度も、東京局連を支える役員の皆さま方の力を結集し、知恵や工夫を出し合って、この難局を乗り越えて参りたいと考えております。最後になりますが、皆さまのご事業の発展とご健勝を祈念し、挨拶といたします。

司会者 原まり子 相談役

東京国税局管内納税貯蓄組合連合会会 新会長就任あいさつ

先ほど行われました東京国税局管内納税貯蓄組合連合会の総会におきまして再度会長の任に就くこととなりました近藤忠夫でございます。再任に当たり一言ご挨拶を申し上げます。                                   各県連会長並びに役員の皆様方には、平素より東京局連の活動にご尽力いたます。                          さて、昨年度を振り返りますと国内では8月中旬の南海トラフ地震臨時情報により日本中が緊張に包まれ、更に、同月下旬の台風10号は各地に甚大な被害をもたらしました。私たちは、こうした災害を通じて、地域コミュニティの重要性への認識を新たにしたところです。                                     また、国外では、ロシアやインド、フランス、アメリカなど多くの国で国家元首などの選挙が行われ、こうした選挙に伴う政権交代の波紋は国際社会に大きな影響を与え、現在もその余波は続いています 。こうした難しい社会情勢の下 、東京局連では 、1都3県に属する84の納税貯蓄組合が手を携え、創意工夫を重ねながら、様々な事業を実施してまいりました 。

中学生の税についての作文におきましては、昨年度の東京国税局管内での応募状況は、応募編数が108,777編、応募校数では1,308校と応募編数、応募校数ともに、やや減少する結果となりました。その一方で、中学生の税についての作文で優れた成績を収めた生徒さんを対象に実施している一日税務署長については、令和6年度は、東京局連に属する84の地区連のうち9割を超える78の地区連で実施することが出来ました。この実績を受けて、昨年度からは、全納連でもこの事業を全国的に展開する運びとなっています。こうした輝かしい成果が得られましたのも、ひとえに1都3県の各地区連合会の皆様の地域に根ざしたきめ細やかな対応と、長い年月をかけて築き上げてこられた地元関係機関や団体との連携・協力関係の賜物と理解しております。各県連会長さんを始めとする役員・会員の皆様方に改めて厚く御礼を申し上げます。

今年度の東京局連の事業計画につきましては、次の3点を述べさせていただきます。                                                        第1は、デジタル社会への対応です。東京局連では、昨年度から独自のホームページを開設し、納税貯蓄組合や税務当局からの情報発信に取組んでいます。今後は、会報と併せて、様々な広報対象に対してより一層幅広く情報を届けてまいります。                                                第2に、キャッシュレス納付の推進です。東京局連では、令和3年5月、1都3県の関係団体と共に、東京国税局においてキャッシュレス納付の共同推進宣言を行い、普及・啓発に鋭意取組んでまいりました。今年度も、この取組みをより一層進めてまいります。                                         第3に、足腰の強化です。納税貯蓄組合には、従来から組織力の強化、財政基盤の確立、人材育成などの課題がありました 。我々は改めて活動の原点に立ち返組織の再構築や財政基盤の確立、これからの納税貯蓄組合の核となる人材の育成を図っていかなければならないと考えます 。              東京局連は、令和7年度、各地区連合会の協力も得ながら、以上の三点を柱に、一層の努力を傾注して、その果たすべき役割、課せられた責任を全うしてまいりたいと考えております。

ご来賓の皆さまにおかれましても、引き続き私どもに力強いご支援とご協力を賜りますよう口心からお願い申し上げます。                                                   結びに当たり、皆さまのご健康とご多幸を心からご祈念申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。

令和7年6月9日  東京国税局管内納税貯蓄組合連合会会長     近藤忠夫

写真 近藤忠夫会長        ご来賓の皆さま

ご来賓祝辞 

◎東京国税局長  星屋和彦 様

東京国税局管内納税貯蓄組合連合会の第49回定時総会に当たり、一言御挨拶申し上げます。       納税貯蓄組合連合会の皆様には、日頃から税務行政に対しまして格別の御理解と御協力を賜り厚く御礼申し上げます。ただいま第49回定時総会の全ての議案が滞りなく可決・承認されたと伺い心からお慶び申し上げます。東京国税局管内納税貯蓄組合連合会におかれましては、昭和52年の創立以来「計画的な貯蓄を行い、国税を自主的に納期内に納める」という納税貯蓄組合の使命に基づき期限内納付の推進や納税道義の高揚のために様々な活動を積極的に実施していただいております。

令和三年度には、東京局84税務署管内のすべての納税貯蓄組合連合会で「キャッシュレス納付共同推進宣言」を実施していただき令和6年度においても率先して利用勧奨に取り 組んでいただくなどキャッシュレス納付の普及に向けて強力なご支援を頂戴しているところです。皆様方のご尽力もあり東京局のキャッシュレス納付利用割合は着実に上昇しております。これまでの皆様方の取組にから感謝し今後とも振替納税やインターネットバンキングをはじめとしたキャッシュレス納付の普及に向けて積極的に取り組んでいただければ幸いです。なお、令和7年3月27日から国税庁ホーム ページに「源泉所得税のキャッシュレス納付体験コーナー」も掲載されています。キャッシュレス納付の推進に有効なツールと考えておりますので是非ご活用ください。

また、全国納税貯蓄組合連合会と国税庁との共催事業である「中学生 の『 税についての作文 』」事業につきまして、58回目となった昨年東京国税局管内の中学校1,308校から108,000編を超える多数の応募がありました。これもひとえに納税貯蓄組合の皆様方が次代を担う中学生に向けての租税教育の重要性を認識され募集活動を着実に積み重ねてこられた成果であると考えております。その御尽力に対しまして、改めて感謝申し上げますとともに、心から敬意を表する次第であります。加えて、納税貯蓄組合の皆様方と共に開催しております「一日税務署長 」につきましても、多大なる御協力をいただき、多くの署において実施することができました。「中学生の『 税についての作文』」事業や「一日税務署長」のイベントは、納税意識の高揚を図り納税貯蓄組合の活動をする上で非常に重要な施策であると考えておりますので、今後とも御協力をお願いいたします。

ところで、国税庁では現在税務行政のDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでおります。最大化を目指す必要があります。そのため、私ども国税組織では、経済社会のデジタル化・国際化が驚くべきスピードで進展し税務行政を取り巻く環境が大きく変化する状況の中で我々国税当局 がその使命を果たしていくためには、税務行政を進めることにより国税当局のパフォーマンスの最大化を目指す必要があります。そのため 私ども国税組織では「納税者の利便性の向上」「課税・徴収の効率化・高度化」「事業者のデジタル化促進」を三つの柱として取組を進めております。

このうち「事業者のデジタル化促進」については、税務処理を含め事業者が行う事務処理について、一貫して効率的なデジタル処理ができる環境を整備することにより   事業者の業務の正確性向上や生産性向上等につながることが期待されます。連合会の皆様社会全体のとも連携・協調して取り組み推進にも貢献してまいりますので御協力をお願いします。続きまして、内部事務センター化についてです。既にご承知のとおり、東京国税局では、専担部署である業務センターにおいて複数の税務署で行っていた申告書の入力処理や納税者へのお尋ね文書の発送などの内部事務を集約して処理する「内部事務のセンター化」を進めており令和8年の全税務署での実施へ向けて対象となる税務署を雁次拡大しております。

連合会の皆様には、申告書や申請書等の提出方法の変更等や業務センターの設置・拡大についての周知広報にご協力をいただいておりますことに感謝申し上げます。私どもといたしましては、今後とも納税貯蓄組合の皆様方と、より緊密なコミュニケーションを図り、協調関係の一層の充実に努める所存でございますので引き続き、税務行政に対しましてお力添えを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

結びに当たりまして、東京国税局管内納税貯蓄組合連合会をはじめ都県連各署連及び各単位組合の更なる御発展と御臨席の皆様の御健勝並びに御事業の御繁栄を祈念申し上げ祝辞といたします。

令和7年6月9日 東京国税局長  星屋和彦

写真 星屋和彦 東京国税局長 

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