新年あけましておめでとうございます。
令和7年の年頭に当たり謹んでお祝いを申し上げます。
東京国税局管内納税貯蓄組合連合会の皆様には、平素から税務行政に対しまして、格別の御理解と御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。貴連合会におかれましては、令和3年5月の「キャッシュレス納付共同推進宣言」を受け、各会で役員の皆様が率先して利用するなど、キャッシュレス納付の普及に向けてより一層力を入れて取り組んでいただいているところです。
また、全国納税貯蓄組合連合会と国税庁との共催事業である「中学生の『税についての作文』」事業は、58回目となった昨年、東京国税局管内の中学校1,308校から10万8千編もの多数の応募がありました。これもひとえに、納税貯蓄組合の皆様方が、次代を担う中学生に向けての租税教育の重要性を認識され、地道に募集活動を継
続されてきたことの成果であると考えております。これまでの皆様の御尽力に対しまして、改めまして深く感謝申し上げます。

星屋和彦 東京国税局長
当局といたしましても、引き続き、皆様との連携・協調を密にしていくこととしておりますので、今後とも税
務行政に対しまして、より一層の御理解と御協力のほどよろしくお願い申し上げます。
さて、私たち国税組織に課せられた使命は、国の活動を支える歳入を確保するために、「納税者の自発的
な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現する」ことです。これを国民の皆様からの理解と信頼の下、果たしていかなければなりません。
そのためには、納税者利便の向上に向けた様々な取組を進める一方で、消費税不正還付請求事案などを
はじめとした悪質な納税者には厳正な態度で臨むということが重要であります。
年も明けて、間もなく確定申告の時期を迎えますが、確定申告事務を円滑に行うことは、税務行政に対する信頼と評価を得る上で極めて重要であると考えております。
「確定申告書等作成コーナー」ではスマホ専用画面を提供しており、さらに令和7年1月からは、所得税の全てでスマホでも操作しやすい画面を提供するほか、贈与税もスマホで申告できるようになるなど、スマホ申告の利便性がさらに向上しています。加えて、事業者(給与の支払者)の方が、事前に給与所得の源泉徴収票をe-Tax等でご提出していただいた場合、マイナポータル連携により給与所得の源泉徴収票の情報についても自動入力の対象となるなど、e-Taxの利便性がより一層向上していますので、是非、御自宅等からe-Taxを御利用ください。
そして、納付の際は、振替納税やインターネットバンキングをはじめとした、キャッシュレス納付を御利用いただきますようお願いします。
最後になりますが、新しい年が皆様方にとってますます御多幸でありますよう心から祈念して、新年の挨拶とさせていただきます。