
近藤忠夫 会長
令和7年の新年を迎え、謹んで新春のお祝いを申し上げます。
会員の皆さまには、日頃から納税貯蓄組合の活動に多大なるご支援とご協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。
振り返れば、この数年間は、新型コロナに始まり、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエル・パレスチナ間の紛争など、まさに激動とも言うべき大きな変化の年が続きました。皆さまにとりましても、様々に、ご苦労の多い歳月であったことと拝察いたします。
そうした中でも、東京国税局管内納税貯蓄組合連合会では多くの支援者のご協力を頂きながら、定時総会や作文審査会などの事業を着実に実施することが出来ました。これもひとえに、納税貯蓄組合の活動を支えて頂いております地区(署)連の役員や会員の皆様、並びに国・都県・市区町村などの行政機関や連携する納税協力団体の皆さま方のご支援の賜物と、改めて深く感謝申し上げる次第です。
令和3年、東京国税局や同局管内の金融機関、及び各業界団体などと共に始めたキャッシュレス
納付の普及に向けた取り組みは4年目を迎え息の長い事業となっています。今後も、様々な機会を
捉えて、クレジットカードやインターネット・バンキングなどの多様な手段によるキャッシュレス
納付の普及・啓発に取り組み、デジタル社会の実現に貢献してまいります。
今後は、こうした取り組みに加え、デジタル化社会の深化を念頭に、インターネットなどでの情
報発信に注力すると共に、行政サービスのプッシュ型への変革も見据えて、様々な申請手続きのデ
ジタル化にも積極的に取り組むなど、これまで以上に効率的な業務運営を推進してまいります。
世界情勢の先行きが依然不透明な中で、私たちは新しい年を迎えることになりました。今年の
干支は、乙巳(きのと・み)です。古より乙は「植物が成長し広がっていく様子」を、また、巳は
「再生する力や無限の可能性」を示すと伝えられています。こうしたことから、乙巳は「これまで
の努力や準備が実を結び始める年」と言われているようです。私たちも、十干十二支の故事来歴に
あやかり、いかなる時にありましても、希望を持って新しい年に踏み出したいと思います。
今年一年の当会の発展と会員の皆様、並びに当会を支えて下さる多くの皆さまのご健勝とご繁栄
を祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。