東京都知事 挨拶

明けましておめでとうございます。令和6年の年頭に当たり謹んでお祝いを申し上げます。
東京国税局管内納税貯蓄組合連合会の皆様におかれましては、近藤会長のもと、キャッシュレス納税の普及・拡大に向けたPR活動をはじめ、税の知識や納税思想の普及・啓発、「税についての作文」の募集活動を通じた租税教育の推進など、税務行政の進展に格別のご理解とご協力を賜っております。厚く御礼申し上げます。長きにわたる新型コロナウイルス感染症との闘いは、昨年5月、新たなステージを迎えました。この間の皆様のご協力に感謝いたします。都内でも多くの外国人旅行者の姿を目にするようになるなど、社会が本格的に動き始めました。こうした明るい兆しを、力強い成長のうねりへと育てていかなければなりません。一方で、気候危機により激甚化する自然災害や激動の国際情勢は、経済、エネルギー、食糧など様々な分野の安全保障を脅かしています。

小池百合子 東京都知事

また、急速に進む少子高齢化や人口減少、日本の国際競争力の低下など、構造的な課題も顕在化してきました。今こそ、ゲームチェンジの時です。前例にとらわれることなく、知恵を出し合うことで、東京の発展につながる政策を、スピード感を持って進めていきたいと思います。
昨年7月には、一人ひとりが輝く「未来の東京」を実現するために、2024年度の政策強化の方針を策定しました。「成長」と「成熟」が両立した持続可能な都市を創り上げるため、「『人』が輝く」、国際競争力の強化」、「安全・安心の確保」の観点から大胆に政策を展開してまいります。
デジタルシフトを鍵とするサービス改革も進めて、QOS(クオリティ・オブ・サービス)を都民が実感できるレベルで高め、都民生活の質・QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上につなげていきます。税務行政でも、スマートフォン決済アプリをはじめとしたキャッシュレス納税を推進しています。
多岐にわたる施策を着実に推進するには、強靭な財政基盤が不可欠です。その根幹をなすのは、納税者の皆様からの都税収入でございます。東京都は、適正かつ公平な税務行政の実現に不断に取り組み、納税者の皆様のさらなる信頼と協力が得られるよう努めてまいります。貴連合会並びに会員の皆様の一層のお力添えを賜りますよう、お願い申し上げます。
結びに、貴連合会の益々のご発展と、組合員の皆様のご健勝、ご多幸を心より祈念し、この一年が皆様にとって輝かしいものとなることを願って、新年のご挨拶といたします。

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