山梨県知事 挨拶

新年明けましておめでとうございます。
東京国税局管内納税貯蓄組合連合会の皆様におかれましては、益
々ご清栄のうちに令和7年の新春をお迎えのこととお慶び申し上げ
ます。また、平素から近藤会長はじめ会員の皆様におかれまして
は、納期内納税の推進にご協力を賜りますとともに、租税教育の推
進にも多大なご貢献をいただき、心から感謝申し上げます。
さて、県では、様々な外部環境の変動に対しても、可能な限り平
常を維持できる社会をつくる「ふるさと強靱化」と、県民全ての可
能性に道を拓き、豊かさの元となる価値を創出する「『開の国』づ
くり」という二つの大きな政策の柱のもと、「県民一人ひとりが豊
かさを実感できる山梨」の実現に向けて取り組みを進めているとこ
ろです。

長崎幸太郎 山梨県知事

具体的な施策の一環として、いかなる経済状況にあっても、子どもを安心して産み育てるこ
とができるよう、各市町村に対し、子育て世帯を対象とした対策等の拡充に向けた臨時交付金
を創設し、独自の支援を行うこととしました。  
また、「富士五湖自然首都圏フォーラム」の活動推進のため、昨年11月に米国カリフォルニ
ア州を訪問し、フォーラム傘下のコンソーシアムである「富士五湖グローバル・ビレッジ・コ
ンソーシアム」「富士グリーン水素コミュニティ・コンソーシアム」「WISE GOVERNMENT
コンソーシアム」の活動に関連した同州の4つの自治体や団体、企業と連携協定を締結し、今
後、各コンソーシアムの更なる強力な推進、連携を図ることとしました。
こうした取り組みを着実に進める上で、財源となる税収の確保は不可欠であり、そのために
は、県民の皆様の税に対する理解を深めるとともに、納税しやすい環境を整備することが必要
であります。
このため本県では、県税の分野においてもDXを強力に推進していくこととし、納税者の利
便性の向上並びに金融機関における事務負担の軽減など、社会全体のコスト縮減につながるe
LTAXの積極的な利用を呼び掛けているところです。
しかしながら、eLTAXを利用することで複数の自治体へ一括して納税ができるという利
点がある個人住民税の特別徴収においては、未だ電子納税の利用率が低迷している状況にあり
ます。
そこで本県では、県内金融機関・税務署・市町村等との連携による「納付書レス・キャッシ
ュレス納付推進プロジェクト」において、eLTAXによる電子納税を呼びかけております。
また、税務署・県・市町村の職員が直接事業所を訪問し、e-Tax並びにeLTAXの利用
開始手続を支援するなど、所得税の源泉徴収や個人住民税の特別徴収における電子納税の推進
に向けて、引き続き、きめ細かな支援に取り組んでいるところです。
今後も、納税者の皆様の信頼と期待に応えられるよう、公平・公正な税制運営に努めて参り
ますので、会員の皆様におかれましては、なお一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げ
ます。
結びに、貴連合会の益々のご発展と、会員の皆様のこの1年のご多幸を心から祈念申し上げ
まして、新年のご挨拶といたします。

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