東京国税局関係民間団体連絡協議会

 令和6年10月7日東京国税局におきまして、東京国税局及び東京国税局管内の納税貯蓄組合連合会、税理士会、青色申告会連合会、法人会連合会、間税会連合会、酒類業懇話会による関係民間団体連絡協議会が開催されました。

 納税貯蓄組合連合会からは、先ず、近藤忠夫東京国税局管内納税貯蓄組合連合会会長から次のようなご発言がありました。

近藤忠夫東京国税局管内納税貯蓄組合連合会会長のご発言

近藤会長

写真 近藤忠夫東京局連会長

近藤忠夫東京局連会長のご発言  議題「一日税務署長の実施について」

 「中学生の一日税務署長」については、平成28年に「パイロットスタディ」として東京で 3 税務署,千葉・神奈川・⼭梨で各1税務署からスタートしました。その後、この事業を採用する税務署が増加し、現在は、東京国税局管内のほぼ全域に拡大しております。このような成果を上げられたのも、各税務署のご支援とお力添えの賜物と感謝申し上げます。

 この事業を振り返りますと平成28年当時、東京国税局徴収部長と私との話し合いの中から始まった事業でございます。「中学生の税についての作文」事業の延長線上に位置する事業でございます。中学生の税についての作文事業は、作文を通し税の正しい知識や納税の大切さを学んで頂いています。「中学生の一日税務署長」事業では、納税の窓口である税務署がどういうところか実施体験を通して学んで頂いています。中学生の皆さんは税を納める立場で作文を書き、一方、一日税務署長では、税の徴収を行う立場といった真逆な立場での体験を通して公平性のある税の徴収や住民に寄り添った税の相談窓口があることを学んで頂いております。具体的には、税務署長室において模擬決裁、署内の職員による実務作業を間近で見る体験等を行ってもらいます。更に、校長・担任・父兄等も参加する懇談の場も設けていますので学校や家庭で税務署のことが話題となり、更なる理解へと繋ながります。報道機関からの取材やテレビ放映も行なわれますので、一日税務署長の様子は、好感度を持って地域へ伝わっております。このように「中学生の税についての作文」事業と「中学生の一日税務署長」事業が連携することで様々な相乗効果や地域への波及効果が発生しております。私たちの活動がきっかけとなり、東京局連管内に普及した「中学生の一日税務署長」事業は、全国へと波及し始めました。

 今年の8月には、北陸納税貯蓄組合総連合会との交流を行いました。交流に際しては、先ず、能登地震のお見舞いを申し上げました。その上で納税活動の意見交換を行いました。北陸納税貯蓄組合総連合会の水上会長はじめ幹部の皆様からは、お互いの共通課題、地域課題、独自の取組についてなど貴重なご意見を頂くことができました。また、中学生の一日税務署長など、お互いに連携することで相乗効果が期待できる取り組みなど将来に向けての意見交換も行うことができました。後日、水上会長からご連絡があり、金沢局連管内における中学生の税についての作文募集の投稿率が昨年より大幅に伸びたとのご報告を頂きました。私たちとの意見交換が少しでもお役に立ったのであれば、光栄の極みです。

 更に、長内金沢国税局長に表敬訪問を行いました。様々なお話しをする中で、中学生の一日税務署長の実施について、前述した内容をお伝えし、ご協力のお願いをして参りました。その結果、長内金沢国税局長とは、意見の一致を見ることが出来ました。今後の進展をご期待すると共に、私たちでご協力できることがあれば全面的にご協力していくことをお伝え申し上げました。

 私たちは、日本国民、特に未来を担う子どもたちに税の正しい知識や納税の大切さを深く理解して頂くため、中学生の一日税務署長はじめ、あらゆる方法で教宣活動に努めて参る所存でございます。

各納税貯蓄組合連合会会長等のご発言

浦上神奈川県納税貯蓄組合連合会会長からは、「キャッシュレス納付PR活動等について」

高橋功千葉県納税貯蓄組合総連合会会長からは、「中学生の税についての作文」

新津尚山梨県納税貯蓄組合総連合会名誉会長からは、「小学校への租税教育について」

それぞれご発言がありました。

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